ジェルネイルには『ハードジェル』と『ソークオフジェル』の2タイプあります。どちらもUVライトで紫外線(A波)を当てることによって硬化させます。
UVライトで硬化するなどの施術方法はとても似通っていますが、オフの方法(落とし方)に大きな違いがあります。また主成分が異なるため特徴も違います。
ハードジェル
硬化後の硬さがあり、スカルプチュア(人工的に長さを出す)に適しています。
しかし、オフ(落とす)する のに、ファイルでジェルを削り落とさなければいけません。きちんとオフが出来ないと地爪を傷める可能性があります。
ソークオフジェル
スカルプチュアが出来るジェルと出来ないジェルの2種類あります。スカルプチュアの出来るジェルでも、ハードジェルほど硬さが出ないので長さ出しは5ミリ程度です。
専用の溶剤(≒アセトン)で溶かすことによってオフする事が出来るので、比較的扱いやすいと思います。一部のブランドで、ソークオフジェルの中でスカルプチュアの出来るジェルを『ハードジェル』という商品名で発売しています。とても判りにくいですが、ソークオフジェルであれば、専用の溶剤で溶かしてオフするコトができます。
よく耳にする"カルジェル"や"バイオジェル"はソークオフジェルの中のブランドの一つです。ソークオフジェルもさまざまなメーカーから発売されていて、施術方法・特徴など各メーカーによって若干の違いがあります。
比較表
数えきれないほどのブランドから、ハードジェルとソークオフジェルが販売されています。各ブランドによって違いがありますが、大まかな特徴をまとめてみました。
種類 | ハードジェル | ソークオフジェル |
主成分 | アクリル酸オリゴマー | ポリウレタンアクリル酸オリゴマー |
オフ | ファイルで削り落とす | 専用溶剤(≒アセトン)で溶かす |
スカルプ | 硬さが出るので適している | スカルプ出来るジェルと出来ないジェルの2通りある。スカルプの出来るジェルでもハードジェルほど硬さが出ないので長さ出しは5ミリ程度 |
強度 | 強い | 弱い |
硬化後の硬さ | 硬い | 柔軟性あり メーカーにより柔らかさに差がある |
艶 | 艶が良い | ハードジェルより劣る |