プレパレーションとは?
ジェルネイルを塗布する前に行う下準備のコト。美しく仕上げるため、リフトしにくい下地を作るために大事な手技です。主に下記のようなコトを行います。
- 爪・手の消毒
- 爪の形・長さを整える
- 甘皮のプッシュアップ
- ルーススキンの除去(リフト対策)
- サンディング(ジェルと爪の密着を高める)
- 油分・水分の除去(リフト対策)
ドライケア
一般的なネイルケアは画像のように湯煎をして甘皮を柔らかくしてからケアします。
しかしジェルネイルのプレパレーションはドライケア(乾燥した状態で行うケア)です。
●なぜ、ドライケアなのか??
ジェルネイルは爪に残った油分・水分がリフト(ジェルの浮き)を引き起こす要因となります。湯煎をすると、キューティクルや爪に水分が吸収されてしまうのでドライケアをするのが一般的です。
キューティクルリムーバー
基本はドライケアですが、甘皮が硬い場合や上手く取れない時などは、油分を含まないタイプのキューティクルリムーバー(軟化剤)を使うと簡単に取るコトが出来ます(私はブルークロスを愛用しています)
ただし軟化剤は甘皮だけでなく爪も柔らかくなるので、直後にサンディング(手順7番)をすると思った以上に爪が削れるので良くないというクチコミも読んだ事があります。
お使いになる場合には爪の様子をよく観察して下さいv
シャイニージェルのプレパレーション
シャイニージェルは、プライマー・自爪のサンディングが不要なジェルなので、別途やり方記事をUPしています。コチラ↓の記事をご覧ください。
【ジェルネイルキット】シャイニージェルのプレパレーションの手順
サンディングとプライマーが不要になったシャイニージェルネイルキットを使ったプレパレーションのやり方です。使用する道具、手順を画像付きで詳しく説明しています
プレパレーションの道具
① スズランコットン(激安コットン記事)
② エタノール(エタノールの違い記事)
③ ブルークロス
④ ibdディハイドレイト(プレプライマー)
⑤ シャイニーボンダー)(プライマー)
⑥ クリストリオメタルプッシャー (プッシャー・アンケート結果)
⑦ ニッパー
⑩ ウッドスティック
⑪ エメリーボード(180/240G)
⑫ ファイル(180G)
⑬ 防水シート
プレパレーションの手順
※器具は、使う前後にエタノール消毒します
1、手を綺麗に洗う | |
2、爪・手の消毒 エタノールを含ませたコットンで、手と爪を消毒します。 | |
3、爪の形・長さを整える エメリーボード(180/240G)で爪の長さと形を整えます。 | |
4、爪の裏のバリを取る エメリーボードで削って出た爪のバリが、爪裏に隠れているので取り除きます。 | |
5、甘皮のプッシュアップ・ルーススキンの除去 プッシャー(プッシャー・アンケート結果)を使い甘皮のプッシュアップとルーススキンを取ります。 | |
6、ニッパーで爪周りをカットする プッシュアップして余ったキューティクルなどをカットします。私は綺麗にカットする技術も自信もないので、ささくれや硬くなった皮膚をカットする程度です。 | |
7、サンディング ジェルと爪の密着を高めるために、180Gのファイル(ジェルによって推奨のグリット数が違います)で爪の表面に傷をつけます。ジェルの縮みを防ぐため、爪きわはしっかりとサンディングします。 | |
8、ダストを払う ネイルブラシでダストを払い、エタノールを含ませたコットンで綺麗に拭取ります。 | |
(傷の入り方) サンディング後の爪の表面は画像のような細かい傷が入っています。 |
プレプライマー・プライマーを使用しない場合にはコチラでプレパレーションは終了です。エタノールが乾いたらジェルを塗布して施術を始めます。リフトしやすい方は下記へ続く...。
リフト防止の為に
リフトしやすい方は、プレプライマーやプライマーを使用するコトによって、ジェルの持ちが良くなる可能性があります。
9、プレプライマーを塗布 プレプライマーは油分水分を除去できるもので、各ブランドから販売されています。 | |
10、プライマーを塗布しUVライトで硬化 プライマーはリフトしにくくなる下地剤で、各ブランドから販売されています。 |
これでプレパレーションは終了です。ジェルを塗布して施術を始めます。
※プレパレーションが終わった後の爪は触らないように注意して下さい。触ってしまうと皮脂油がついてしまい油分除去が無駄になります。
最後に・・・
これはあくまで私のやり方ですので、参考程度にお読み下さい。
甘皮や爪が厚い人・薄い人・リフトしやすい人・しづらい人、人それぞれだと思います。爪の状態にあったプレパレーションの方法を見つけて頂けると良いなと思います。